関西看護業務研究会は、医療・看護の質の向上のために様々な問題提起を行いながら情報発信・セミナー運営・コンサルタントなどを行っていく活動行っています。

  関西看護業務研究会(KNWS)

代表 

浦 雅司                    

 

滅菌業務の理解と質保証

   
オンデマンド(録画)配信によるセミナー
 
視聴開始日2024年4月29日(月曜日)~5月12日(日曜日)までの2週間
受講料 5,000円
 
 申込みはこちらから
 
『滅菌業務の理解と質保証』
 
【ねらい】
 
WHO手術安全チェックリストの「皮膚切開前」に滅菌についての項目があります。

『滅菌(インジケータの結果を含む)は確認済みか?』

皆さんは、これをどう理解されるでしょうか? この項目には、自身が器械だしについたときに上記の申告を行うわけですが、インジケータの結果は含まれるもの。すなわち、インジケータの結果だけでは不十分ということなのです。
 では、何を持って滅菌の質が保障されるのでしょうか?大変深い意味が込められており、今や当たり前のようなった委託滅菌についても委託する(すなわち任せる)という考え方ではいけないのです。
 
それ以外にも、滅菌業務については、各施設によってやり方が違うのも問題です。
例えば、滅菌期限。ご自身の施設では、オートクレーブの滅菌期限は、1か月?3か月?6か月?無期限?実に様々です。実は、管理の目的・意味を理解すればどう管理すれば良いのかなど明確になるのです。

今更滅菌?と思われる方もおられるかもしれませんが、実は上記より今だから改めて滅菌について考える必要があるのです。

【プログラム】  
はじめに
WHO手術安全チェックリスト 
『滅菌(インジケータの結果を含む)は確認済みか?』をどう理解するか?

1.中央材料室の役割とは?

・  中材とはどんなところ?
・  その役割とは?
 
【ポイント】まずは中央材料室というところを理解しよう! 

2.中央材料室の設備と機器の概要 

・  中材に必要な設備とは?
・  洗浄器と乾燥器、その効果的な使用法とは?
・  包装材料の種類と適切な使用法とは?
 
【ポイント】中材にある設備・材料の本当の使用法を理解すること!
  
3.洗浄の重要性と器機のメンテナンス 
・  効果的な洗浄とは?
・  界面活性材・蛋白分解酵素の効果的な使用法
・  器具のメンテナンス技術
・  滅菌物の組み立てとセット化
 
【ポイント】洗浄の重要性を理解することは、滅菌の質保証の原点! 
 
4.滅菌検知と質保証  
・  滅菌検知システムの構築と実践
・  管理記録と保管方法
 
【ポイント】滅菌とは、目に見えないもの。検知システムの確立が質を保証する
 
5.中央材料室におけるモラルと教育 
・  中材における勤務者のモラルとは?
・  中材における教育システム

【ポイント】教育なしには中材業務は成り立たない!